日産自動車

革新的なものづくりにチャレンジ

日産は、日本の企業の中では比較的この姿に近いと思いますが、多様性を企業の一つの強みにしていくことにより、新興国でも先進国でも様々な市場への対応力が高まると考えています。こうした分散型経営とは逆に、リソースを日本に集中する領域もあります。先進的・革新的な生産技術や、将来に向けた新しいものづくりの開発は、日本が中心となり世界へ横展開しています。電動化でいえば、電動特有の部分の大半は日本で開発していますし、部品メーカーも日本です。日産リーフなどに搭載しているLiイオン電池は座間で生産していますが、今後は、英国、アメリカ、ポルトガルに拡大する計画です。座間には新しい作り方を研究しているチームがあり、そこで進化させた作り方を海外に展開します。

 

日本では、革新的なものづくりや業務プロセスにチャレンジし、パイロットプラント的な仕事に挑戦して、それを横展開する。海外でもそれぞれの状況に応じた進化が起こる。それぞれの工場がトップランナーを競い合い、各工場でより新しく、より良い方法を生み出しそれを横展開する。こうしたチャレンジと横展開を通じてものづくりも常に先頭を走り続ける。これは日産の得意なやり方で、日本のものづくりの生きる道にもなると考えます。