日産自動車

イノベーションのジレンマ

少しでも高い付加価値の提供を目指して、より良いものを追求し開発し続けている「イノベーションのジレンマ」の世界があります。どこかで自らの価値観を破壊・否定しリセットしないと、いずれ誰かに敗れてしまうという論理です。自動車産業はこのイノベーションのジレンマに差し掛かっていると思います。より高性能、そしてより安全を目指して様々な機能や装備を追加する、強度を上げるためにねじ径を5mmから6mmに太くするといったことで、車の質量は徐々に増していきます。

 

こうしたことが100年続けば日本の自動車産業の潮流は他者による新たな革新によって倒されてしまうのではないかと考えると、自分自身を否定する観点も必要だと考えます。リスク軽減の方向性。これまでの自動車企業の経営の感覚からすると、考えなければならない範囲が急速に広がってきているように思えます。拡大するドメイン、市場、製品をうまく管理していくのは大変だと思いますが、それに伴うリスクに対してはどのように対応していくべきなのか。確かに考えなければならない範囲は非常に広がってきています。しかし、そこで嬬踏していると明らかに遅れてしまいますね。